徒然日記 その81

ウルトラマンに"空からの贈り物"というタイトルの回があった。確か出て来たのはスカイドン、滅茶苦茶重いというのが売りの怪獣だった。で、今帰って来たところなのだが、今夜は本物の"空からの贈り物"、しし座流星群をたっぷり堪能することが出来た。最後に流れ星を見た、はっきりとした記憶は、16歳位の頃だろうか。夏休みの深夜、城山公園で友達としんみり話し込んでいる時に3回連続で見て、そのうちの一回は、ちゃんと「1、2、3」と数えることも出来た。あの時の願い事は何だったんだろう?多分ギター命の頃だから「もっと上手くなれますように。」みたいなことだったんじゃないのかな。それとも「フェンダーのストラトが欲しい!」とか。それはともかく、今夜はわずか30分位の間に50個は見たと思う。それも全方位で。一瞬で消えて行くものも多いが、大きなものは長い尾を引き、その青白い痕跡は、しばらく夜空に残っていたほどだ。あの流星群がどんな長旅をしてきたのかを考えたり、音も無い星間を凄まじいスピードで飛び回る姿を想像するだけでワクワクしてくる。身じろぎもしないでじっと空を見上げていたら、突然足元に小さな黒猫がまとわりついてきた。「ニャオニャオ」と、とても人懐っこい。人の居ない真っ暗な場所でこんなに慣れているなんて...捨て猫だろうか?昔飼っていたチビという猫を思い出してしまった。椅子に座っていると胸のところまで上ってきて頭を僕の顎のところにグイグイ押し付けて甘える可愛いチョビ髭の猫。マクラと同じくとても賢い猫で、猫口密度の高かった立川のハウスは子育てに難があると見たのか、母親になる頃からちゃっかり住居を隣のハウスに移してしまったが、それでも時折遊びに来てくれた。
頭上の流星群と足元の子猫、嬉しいような切ないような気分にさせてくれる"空からと地上からの贈り物"だった。


2001年11月18日