徒然日記を読んでくれてる皆さんの中にも車の運転する人は大勢いると思うんだけど、運転ってテレパシーの良いトレーニングになるよね。例えば右折待ちをしている時、対向車の微妙なスピードの出し方から「先に曲がっちゃっても構わないよ。」という相手の気持ちが読み取れたり、車線を変えて追い越した時あからさまに後ろにピッタリくっついてくる車からは怒りを感じ取れるし、「どうぞどうぞ、急いでないんで。」との意思表示から、僕が前に出た後も、更にスロウダウンしてくれるのもあったり。車間ひとつ取ってもその人がこっちに伝えたい感情って結構読み取れる。車同士だと声を使えないから、スピードやエンジン音や車間などでいつしか会話するようになったんだなぁと。追い越し時に限らず、そんなこと(人の心の動き)を考えながら運転してると面白い。こういうのも良くあるよね。「あ。この車って確か1kmくらい手前で追い越したやつだ。」というのが走行車線からブーンとやってくる。その勢いから「へへン、抜き返してやったぜ。」という気持ちを強く感じる。で、結局その車線が渋滞になりゆっくりとこちらが2~3台分前に出ると相手の心が地団駄踏んでいるのが強く伝わる。車という鉄の鎧をまとった瞬間に性格を変える人もいるよね。僕の知り合いにもいるけど、そいつの友達曰く「あいつって普段はテディベアだけど、ハンドル握ったとたんにグリズリーになっちゃうんだよ。」と上手い表現。あと最近、近所でちょっと荷物を下ろしに停車したところ、後ろにピタッとくっついてきてクラクションを鳴らしまくる車がいた。降りてその人の顔を見ると顔見知りのおばさん!僕だと分かるとホントにバツが悪そうに何度もペコペコと頭を下げていた。なーんてあまり人のことばかりは言えないか。僕自身免許取り立ての頃、スピードが出せるのが嬉しくて、サンフランシスコ→L.A間を時速200kmでぶっ飛ばし、あろうことか覆面パトまで追い越してしまい、ま、スピードがスピードだけに、なんと!裁判を受ける羽目になったことがある。ちゃんと法廷の真中に立たされていろいろ釈明したり、質問されたりするんだよ。凄い経験をしてしまったものだ。でもホントに反省していて(このまま捕まらなかったら調子に乗って大事故起こしてたかもしれないとか考えたもんね)、その旨を伝えたら、罰金を一気に6分の1くらいまで下げてくれ、他にも保険のこととかで便宜を図ってくれるとの有り難いお言葉。後で裁判所のスタッフの女性が駆け寄ってきて「こんなことって滅多に無いことなのよ、裁判長に感謝しなさい。」と上気した顔で言っていた。色んな事件の被告達が20人近くいたが、全員言い訳ばかりで誰一人として罪を認めようとせず、素直に「I feel guilty, I'm so sorry...(反省してまーす)」と言ったのは、最後の最後に裁判を受けた僕しかいなかったのだ。さすがジョージ・ワシントンの国アメリカ!あの温情判決からしばらくは、徹底した安全運転を心がけていたが、最近朝方とか我ながら無茶するなと思うことがしばしばある。あの裁判官の笑顔を思い出して自己反省...である。余裕持って楽しくドライヴしなくっちゃね。
2001年12月8日