京都で"佐野史郎とライスカレー"の助っ人としてギターを弾いて来た。"京都へ帰ろう"というコンサートで、その日、一緒にやったのはフォーク・クルセーダースや泉谷しげるさん達。自分たちの演奏もまるで文化祭のように楽しんだが、袖で観た泉谷さん、そして佐野と一緒に客席の階段の最前列で座って観たフォークルの演奏に感動してしまった。フォークルは子供の頃から大好きで、面白さと切なさの絶妙なバランス、風刺の利いた歌詞と美しいメロディは、まだ小学生だった僕にとっても気になる存在だった。そして僕以上にフォークルにはまっていたのが佐野で、12、3歳の頃、松江でのライブを初体験した彼は、なんと先日NHKホールで行われた再結成コンサートで司会までやらせてもらっている。ファン冥利につきるってやつだ。近々にその模様が放送されるらしいので皆さんも是非チェックを。 しかし、この時期の野外コンサートはかなりの寒さ。でもね、体を丸め両手に息を吹きかけながら、マイクを通さない会話まで聞こえる距離でフォークルを観る、それは正しいフォーク・ソングの聴き方、楽しみ方だった気がする。歌詞を覚えている曲ではつい一緒に歌ってしまい、冷えていく体に反比例して心はゆっくりと暖まっていった。当時反戦を前面に出していたフォークルが、アフガンに続き、隙あらば再び開戦しようとしているB氏の台頭に何かを感じて再結成したのかどうかは判らない。しかし、彼らの歌に託されたメッセージを受け取る新しい人達が増えていくことだけは確実だろう。 ライブが終わると、加藤さんプレゼンツのミュージシャンのみによる食事会があった。加藤さんから伝わってくる暖かさ、坂崎さんとのギター談義、泉谷さんの毒舌も根底に共通の音楽が流れていて、当時のLOVE&PEACEを彷彿とさせてくれる素敵なものだった。 佐野とのライブは20日に東京でもう一回ある。向こうのギタリストの都合で、今回もピンチヒッターとしての参加だが、また普段とは違うギターが弾けるのは楽しい。今月は、13日の和佐田セッション、15日の滋賀でのBOWライブも控えている。この前もRAGやブルースアレイでのライブをやったばかり。本当に沢山やったよね。観に来てくれた皆さんありがとう。来年もやるぞっと。
2002年12月9日