行って来ました、韓国のTongduchon Asian Rock Festival。Tongduchonは、ソウルから車で約1時間半なんだけど、北朝鮮はもうすぐそこ。道路に何箇所かコンクリートの塊で出来た橋みたいなものがあり、それは北が攻めてきた場合にドン!と道に落としてブロックするためにあるのだという。とすると、あの中には爆薬とか仕掛けてあるのだろうか?おっと、小雨も降ってきた。近道をする為にメインを外れると、なんかとっても怪しげな街並みがあったりして、一体僕らはどこへ連れて行かれるんだろう?...と皆ザワザワ・・・。この辺りは、米軍基地が近くにあって、治安その他の面でいまひとつ評判がよろしくないらしい。その為、そのイメージを払拭しようと、地元の高校の先生初め、色んな人が立ち上がり、音楽でPeaceな雰囲気を作り出そうと、数年前にこのフェスティバルを始めたそうだ。
会場はオリンピックにも使われたスタジアム。外にはかなりの数の屋台や出店が並び、ロク・フェスの雰囲気を醸し出しているけど、なんせ田舎町なので、果たして人が集まって来るのかどうか心配になる。実際、昼過ぎに着いた時には、それらしい人も車も全く見当たらなかった。
5時に本番が始まり、韓国のロックバンドが演奏を始める。人の数もまだぼちぼちといったところ。それでも熱い韓国のオーディエンスは、大きな声援を送りバンドを盛り上げる。大きな遅れやトラブルもなく、海外からのパンクバンドやメタルバンドもパワフルな演奏を繰り広げた。特にマレーシアのMetalasiaは、凄腕ミュージシャン達が集まり、緻密でヘヴィな曲は、出演ミュージシャンたちの間でも「凄いね!」と好評だった。
その後もうひとつ韓国のメタルバンドJeremyがプレイし、8時半頃いよいよBOWWOWの出番。Preludeが流れるステージに上がると、凄い歓声が聞こえてきた。客席を見ると、一時間前まではそれ程居なかったはずなのに、いつの間にか物凄い数の人が集まって来ている。MCでのこちらの一言一言にも大きなリアクションが返って来て、気分はどんどん盛り上がる。客席のあちこちで打ち上げ花火が上がり、Feel Alright、Theme Of BOWWOW、Getting Back On The Roadでも皆がニコニコしながら大声で歌ってくれる。言葉も通じず、僕らのことを知っている人もそれ程多くない外国でのこういう反応はとても嬉しい。アンコールにも応え、「やったねー!」という最高の気分でライブも終了。着替えを済まして外を見ると、いつしか会場前の沢山の屋台はどの店も満杯になっていた。
その後、スタジアムからまた怪しげな街の怪しげな店に移動して、ミュージシャン達の打ち上げスタート。Metalasiaのメンバーとは、共通のマレーシアの友人も多く、最初からとても打ち解け合えた。互いの持つ手品ネタ(?)も披露し合い、更にもう一盛り上がり、楽しい時間は深夜まで続く。
翌日、12時にホテルをチェックアウトし、バスに乗ってもう空港に着くという頃、何と!スタッフの○○○くんがパスポートと全員のチケットをホテルのセーフティ・ボックスに置き忘れてきたということが発覚!引き返そうと思っても、運転手さんには英語も日本語も全く話通じず、てんやわんやの大騒ぎに。あせりまくってタクシーに飛び乗った○○○くんを肴に、僕らは空港で美味しい石焼ビビンバを食べながら韓国ビールで乾杯、結局チケットも無事間に合い、機内で一眠りして、気温19度というとっても涼しい日本に帰って来た。
しかし今回は、最後まで体調も崩れず、元気いっぱいでいられて本当に良かった。この勢いで、そろそろ日本でのライブもやりたいところだね。
2004年8月17日